水野久美の学歴・経歴・生い立ち〔高校 中学校 小学校〕特撮映画で活躍

「マタンゴ」「怪獣大戦争」など多くの特撮シリーズに出演し、映画、テレビ、舞台で幅広く活躍する俳優の水野久美さん。
この記事では水野久美さんの学歴、経歴、生い立ちや、デビューしたきっかけ、夫や子供などについて紹介しています。

水野久美の経歴・プロフィール

水野久美の小学校・中学校 父親は写真家で実家は写真館

水野久美さんの出身小学校・中学校は 三条市立三条小学校・三条市立第一中学校

新潟県三条市生まれ。兄がいる2人兄弟。
父親は写真家で写真館を経営。実家は写真館と一緒の3階立てで、両親と兄、祖父母と父親の弟子2、3人も一緒に暮らしていました。
水野さんが生まれた1月1日は多くのお客さんが写真を撮りに来る忙しい日で、母親が階段から転落しその衝撃で水野さんは生まれたといい、生まれた時はまだ7ヶ月半で片手に乗るくらいの大きさだったそうです。
父親の収入は少なくはありませんでしたが、お金を使ってしまう遊び人で、生活は決して裕福ではなく、母親はよく質屋に着物を持って行っていたといいます。
実家の写真館は花街の真ん中にあり、いつもきれいな芸者さんをみていたので幼少期には「大きくなったら芸者さんになりたい」と思っていました。

小学校は新潟県三条市元町にあった三条市立三条小学校に入学。
1872年に創立され、2017年に廃校になり144年という長い歴史に幕を閉じました。
小学生の頃はクラスの子たちと遊ぶよりも1人が好きな子でしたが、叔母が子供たちを集めてお芝居ごっこさせてくれていたことから、学芸会などでは主役を演じていたといいます。
中学校は三条市立第一中学校を卒業、
プロレスラーのジャイアント馬場さんは同郷で、中学の1年後輩でした。

水野久美の高校 演劇部に所属

水野久美さんの出身高校は 三条東高校 (偏差値55)

新潟県三条市北入蔵二丁目にある男女共学の新潟県立高校。
1910年5月（明治43年）に創立した三条町立女子工芸学校が前身で、2010年には100周年を迎えました。
男女共学化されのは1974年で、水野さんが通っていた時には女子校でした。
同高校の出身者には俳優の高橋克実さん、声優の吉田聖子さんなどがいます。

高校時代は演劇部に所属。
演劇部の公演では3年連続でヒロインを演じたといいます。
高校在学中にはィーンエイジャー向け雑誌の「ジュニアそれいゆ」主催の「第一回ミス・ジュニアそれいゆ」に選出もされています。

水野久美の学歴

俳優デビューしたきっかけ

高校時代に進路を決める時に、交流のあった地元の男子校のOBに有名な映画監督の弟子がいたので相談すると、「俳優座」の受験そ勧められたといいます。
上京して俳優座を受けたところ一発で合格。
高校卒業後はモデルのアルバイトをしながら養成所に通い、1957年、養成所2年目の20歳の時に映画『気違い部落』でデビューしました。

特撮映画で活躍

1957年11月に映画デビュー後、翌年の1958年に東宝に入社。
東宝では上原美佐さん、三井美奈さん共に名前に「美」が入る「スリー・ビューティーズ」として売り出されました。

1963年には東宝の特撮ホラー映画『マタンゴ』に出演。
同年に東宝を退社しフリーになり、映画だけでなくテレビドラマ、舞台でも活躍するようになりましたが、1965年『フランケンシュタイン対地底怪獣』、1965年『怪獣大戦争』、1966年『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』、1966年『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』など多くの東宝の特撮映画にも出演しました。

『最初はイヤだったけれどやっていくうちに楽しくなって。今思えばあの時にやっておいて良かったと思います。今、宇宙人をやれと言われてもできないもの（笑）。』

熱烈なファンが多く、海外からもファンレターが送られてきたといいます。
『怪獣大戦争』で演じた「X星人」は人気となり、1998年にはフィギュアが発売されました。
2002年の『ゴジラ×メカゴジラ』で36年ぶりにゴジラシリーズへ出演。
ゴジラシリーズでは初めての普通の日本人役を演じました。

結婚や夫、子供

水野久美さんには2度の結婚歴があります。
1966年、29歳の時に同い年で俳優の山本學さんと結婚。
山本さんとは養成所の同期で、約10年の交際を経て結婚しましたが、わずか1年4ヶ月で離婚しています。

再婚したのは1973年、36歳の時でした。
夫は同い年で、テレビ制作会「C.A.L」の取締役でテレビプロデューサーの五十嵐通夫さん。
1999年に食道がんのために亡くなっています。

子供は1975年に息子の純一さんが誕生。
水野純一の名前で俳優として活動し、2002年の『ゴジラ×メカゴジラ』で親子共演で話題になりました。
2005年12月に結婚し子供も誕生。
ドラマを中心に活動していましたが、2008年以降は俳優としての活動はなく、2013年に水野さんたトーク番組出演した際には、倉庫で働きながら、土日は結婚式場の司会業をしていると語られました。