石井ふく子の学歴・経歴・生い立ち〔大学 高校 中学校 小学校〕高校卒業後は女優

元TBSテレビプロデューサーで「渡る世間は鬼ばかり」などのプロデュースを手がけた石井ふく子さん。
高校卒業後は女優として活動していました。
この記事では石井ふく子さんの学歴、経歴、生い立ちについて紹介しています。

石井ふく子の経歴・プロフィール

石井ふく子の小学校

石井ふく子さんの出身小学校は 台東区立黒門小学校

東京府東京市下谷(現・東京都台東区下谷)出身。兄弟はおらず一人っ子。
母親は「分川本の君鶴」と呼ばれた芸者で、小唄の家元の三升延さん。
周囲の反対を押し切って石井さんを未婚のまま出産した私生児で、祖母と母親に育てられました。
19歳の頃に母親が新派の名優と呼ばれた伊志井寛さんと再婚して、義理父になっています。

小学校は東京都台東区上野1丁目にある公立の黒門小学校を卒業。
芸者だった母親の影響で、幼少期から踊りや小唄になじみがあり、3歳から踊りを習い始めてると夢中になりました。
その反面、学校は嫌いで朝には具合が悪くなるほどだったといいます。
しかし、教育熱心だった母親はぐずぐずしている石井さんを追いたて、通学にもついて来て、石井さんが学校に入るまで見届けていたそうです。

石井ふく子の中学校

石井ふく子さんの出身中学校は 不明

中学校は台東区の中学校のようですが、学校名は不明。
13歳の時に「かっけ」を患い、かかとが下につかなくなってしまい、大好きな踊りも踊れなくなり踊りの道は断念。
治療には1～2年かかったといいます。

石井ふく子の専門学校

石井ふく子さんの出身専門学校は 文化学院

東京都墨田区両国2丁目にあった専門学校で、2018年に閉校になりました。
かっけの治療中に親戚のつてで、同学校に入学。
先輩には女優の高峰秀子さん、先生には歌人、作家の与謝野晶子さんがいました。
制服もなく自由な校風の学校でしたが、その自由さが石井さんには合わず、みんなが自由な服装で通学する中、石井さんは自分で制服と決めた服を着て通っていたといいます。

その後、家を引っ越したため、東京女子経済専門学校に転校。
東京都中野区本町1丁目にあった専門学校で、現在の新渡戸文化高校です。
同校在学中に山形県に疎開。
19歳の時に終戦を迎えました。

石井ふく子の学歴

女優デビュー

終戦後、東京に戻ると、母親は俳優の伊志井寛さんと一緒に住むようになり、その後、再婚しています。

就職を探しましたが見つからず、そんな時い義父の友人でお世話になっていた俳優の長谷川一夫さんに、「新東宝でニューフェイスを募集している、給料ももらえるから受けてみなさい、推薦しておく」と言われ、受けてみると合格。
新東宝に入社し『大江戸の鬼』という時代劇で、文化学院時代の先輩だった高峰秀子さんの友人役で女優デビュー。
しかし、華やかは世界になじめず、体調を壊したこともあり、2年で退社しました。

TBSに入社しプロデューサーとして活躍

新東宝を退社後は、新聞広告で見つけた住宅販売会社「日本電建」に入社。
そこで会社がスポンサーだったTBSラジオドラマの収録に立ち会っていると、企画にも参加するようになり、キャスティングにも関わるようになったといいます。
その後、ドラマ作りに面白さに目覚め、「日本電建」に在籍したまま、原作選び、脚本にも参加。
気がつけば、「次は何をやりましょうか」とアイディアを求められるようになり、テレビ局が開局になるとテレビドラマの制作助手にスカウト。
当時は「日本電建」の社員だったため、断るとTBSの編成局長が社長に掛け合い、社長には、

『君の才能はテレビで伸びるかもしれない、会社とテレビの仕事、掛け持ちでやってみろ』

と言ってもらい、平日は「日本電建」で働き、土日はテレビ局の仕事と休みなしで働いたといいます。
その後、「日本電建」を退社し、TBS嘱託を経て、正式に社員として入社。
TBSプロデューサーとして『肝っ玉かあさん』『ありがとう』など数多くのホームドラマでヒットさせ、1974年にTBSを退社後は、フリーランスプロデューサーとして活動。
1990年からは『渡る世間は鬼ばかり』のプロデューサーを務め大ヒットさせました。
TBS退職後も長く、TBSの専属でしたが、2000年代以降はテレビ朝日のスペシャルドラマも手掛けました。
その後はTBS専属に戻り、2022年時点ではTBSの名刺を携帯しています。

結婚や夫、子供

石井ふく子さんは独身で子供もいないようです。
32歳の頃に結婚し、その後、離婚したとの情報がありましたが、本人が結婚や離婚について話したことはなく、相手などのは不明でした。