田原総一朗の学歴・経歴・生い立ち〔大学 高校 中学校 小学校〕

滋賀県出身のジャーナリストで「朝まで生テレビ」の司会を務めたことで知られる田原総一朗さん。
この記事では田原総一朗さんの学歴、経歴、生い立ちや、結婚歴や妻、子供などについて紹介しています。

田原総一朗の経歴・プロフィール

田原総一朗の小学校｜終戦が常識を疑う原点

さんの出身小学校は 彦根市立佐和山国民学校

滋賀県彦根市出身。4人兄弟の長男。
父親は絹糸問屋を経て紐工場を経営していましたが、商売が下手で損ばかりして生活は豊かではなく、家財道具がどんどんなくなり最後は仏壇もなくなったといいます。
小学校は彦根市立城東国民学校（現・彦根市立城東小学校）を卒業。
小学1年生の時に戦争が始り、彦根市には疎開先として東京や大阪から多くの人が疎開してきまいた。
都会から来た子供は勉強ができたことから、競争心を燃やしていたそうです。

小学5年生の時に終戦を迎えました。
田原さんは終戦までは軍国少年で海軍に憧れ、海軍の兵学校に入りたいと思っていたといいます。
5年生の1学期までは学校の先生に戦争について「アジアの国々を独立させるための正義の戦争だ」と教えられていましたが、終戦後の2学期からは「あの戦争は、やってはならない戦争だった。間違いだった。」と正反対のことを言われ、偉い人の言葉は信用できないと常識を疑う原点になったそうです。

田原総一朗の中学校

田原総一朗さんの出身中学校は 彦根市立東中学校

滋賀県彦根市芹川町にある公立中学校。
出身者には蒼樹山秀樹さん（大相撲力士）、大木ひびきさん（お笑い芸人）などがいます。
中学時代には野球部に所属。レギュラーでポジションはサードでした。
絵を描くことも上手で、展覧会で入選したこともあったといいます。
中学生になった頃は義務教育が終わった後には働くものだと思っていたそうです。

田原総一朗の高校

田原総一朗さんの出身高校は 彦根東高校 （偏差値67）

滋賀県彦根市金亀町にある男女共学の滋賀県立高校。
1876年（明治9年）に創立した彦根藩藩校の流れをくむ「第三大学区第十一番中学区彦根学校」が前身の進学校で、出身者には細野豪志さん（政治家）、山名文和さん（お笑い芸人）などがいます。
高校時代は家庭教師をして学費を稼いでいました。
高校では美術部と野球部に所属。野球部はレギュラーになれず2年生の1学期に退部。
絵には自信がありましたが、高校で周りの人の作品を見て挫折したそうです。
生徒会にも所属していました。

両親は実家から通える京都大学、滋賀大学などの国立大学に入り、アルバイトもして稼ぎを家に入れてほしいと思っていましたが、田原さんは作家になりたいと思い、東京の大学を希望。
両親とはケンカになりましたが、最後は学費は自分で稼ぎ、実家にも仕送りをすることを条件に上京を許されたといいます。

田原総一朗の大学

田原総一朗さんの出身大学は 早稲田大学 第一文学部史学科（偏差値70）

東京都新宿区戸塚町1丁目に本部がある私立大学。
高校卒業後は上京しJTBに入社。学費を稼ぎながら翌年に夜学の早稲田大学第二文学部日本文学科に入学。
大学に入学後は同人誌サークルに入り、作家を目指し文学賞に何度も応募するも全滅。
その後、大江健三郎さんなどの本を読んで「自分は作家になれない」と挫折しました。
作家になれなければマスコミと考えジャーナリストを志望して、大学を受験し直して、1956年に早稲田大学第一文学部史学科に再入学。1960年に卒業。

就職試験ではめNHKや朝日新聞、日本教育テレビ（現・テレビ朝日）などのマスコミを手当たり次第受けましたが全滅。
11社目にして初めて合格した岩波映画製作所に入社。カメラマン助手を務めました。

田原総一朗の学歴

ジャーナリストに転身

1964年、東京12チャンネル（現・テレビ東京）に開局の1ヶ月前に入社。
ドキュメンタリー番組を担当しましたが、制作予算は他局の3分の1で、他局がやらない「過激な題材」を元にやらせ的な演出をして、その結果としておきる、スタッフ、出演者、関係者に生じる葛藤までを、全て撮影するという手法で番組を制作し話題を呼んだといいます。

1977年1月に東京12チャンネルを退社し、フリーのジャーナリストに転身。
雑誌の連載や「文藝春秋」での田中角栄インタビューなどで徐々に知名度を上げ、1987年4月から『朝まで生テレビ!』（テレビ朝日）の討論の司会進行に就任しました。

結婚歴や妻、子供

田原さんの結婚歴は2度で、最初の結婚は26歳の時。

結婚相手は3歳年上でいとこの末子さん。
当時下宿していた伯母の家で同居するうちにお互い惹かれあい、周囲の大反対を押し切ってケ結婚したそうです。
しかし、妻の末子さんは1983年に54歳でがんのために他界。
子供は娘が2人に誕生。1963年に生まれた長女の敦子さんは1986年にテレビ朝日に入社。
『スーパーモーニング』、『テレメンタリー』などの番組ディレクターを務め、『徹子の部屋』ではプロデューサーを務めました。
次女は田原さんのマネージャーを務めていました。

再婚したのは1989年の55歳の頃でした。
妻は2歳年下で元日本テレビアナウンサーの節子さん。
節子さんには離婚経験があり再婚でした。
しかし、節子さんは1998年10月に炎症性乳がんを発症。再発転移を繰り返し、2004年8月に多臓器不全のため他界しています。