元雑誌編集者で、1980年代にラッパーとして活躍し、日本語ラップの先駆者の一人と言われるいとうせいこうさん。
作家としても芥川賞の候補になりました。
この記事ではいとうせいこうさんの学歴、経歴、生い立ちについて紹介しています。
Contents
いとうせいこうの学歴
いとうせいこうの小学校
いとうせいこうさんの出身小学校は 葛飾区立鎌倉小学校
1961年、東京都葛飾区鎌倉町生まれ。本名は 伊藤 正幸(読みは同じ)。 父親はで民社党政審副会長を務めた、元参議院議員の伊藤郁男さん。
東京の下町育ちですが両親は長野県出身で、夏休みにはいつも母親の実家で過ごし、母親の実家は農家で山を持っていて、キノコ取りが好きだったといいます。
子供の頃から読書が好きで、小学校の時に書いた読書感想文は担任に評価され、よく教室に貼り出されていました。
昆虫も大好きで、ファーブルに憧れ将来の夢は昆虫博士。昆虫を採って昆虫標本を作っていました。
いとうせいこうの中学校
いとうせいこうさんの出身中学校は 東邦大学附属東邦中学校
千葉県習志野市泉町にある男女共学の私立学校。中学の偏差値は73。2017年に完全中高一貫制になり、現在は高校の生徒募集はありませんが、毎年、東京大学に何人もの合格者を出す進学校です。
出身者には劇作家の唐十郎さん、アナウンサーの葉山エレーヌさんなどがいます。
当時、隣に住んでいたいとこが、医者を目指して東邦大学付属東邦高校に通っていて、両親は言葉には出しませんでしたが「いとこのけんちゃんは偉いね」みたいな感じが伝わってきたといい、中学受験を決めたといいます。
中学入学後、数学、科学、物理などの理系で落ちこぼれ、理系の学校でした唯一文系のクラスに入れられ、そこは不良と天才しかいないようなクラスだったと話しています。
進学校でしたが反抗的は不良もいて、いとうさんは先生の受けが良かったことから、トラブルがあった時はいとうさんが不良の弁護をしていて、間に立つことが嫌ではなかったといいます。
中学、高校ともに応援団で、副団長も務めました。
いとうせいこうの大学
いとうせいこうさんの出身大学は 早稲田大学 法学部(偏差値68)
東京都新宿区西早稲田一丁目に本部がある私立大学。
大学受験では中央大学と早稲田大学を受けて両方合格しましたが、中高と応援団だったので、早慶戦を見たいと思って早稲田大学に入学を決めたといいます。
弁護士になろうと法学部に進学しました、入学後のオリエンテーションで、弁護士になるためには1日7、8時間勉強して少なくとも4、5年かかると聞き、「大学受験で死ぬ気で勉強してきたのに」と嫌になり、一気に燃え尽き症候群になり、入学後数ヶ月はうつ病気味だったそうです。
その後はピン芸人としての活動を始め、ラジオの仕組みを勉強したいと『タモリのオールナイトニッポン』のADも務めていました。
1984年に大学を卒業後は、講談社に入社。『ホットドッグ・プレス』などの編集部を経て、2年後の1986年に退社しました。
いとうせいこうの経歴・ヒップホップMC、作家として活躍
講談社退社後はフリーで編集者を務めながら、ヒップホップMCとして活動。
ヒップホップを始めたのは、大学時代に在日米軍向けのラジオで流れてきたヒップホップを聴いたのきっかけだったといいます。
『これまで聴いたこともない、でも、どこか懐かしい「祭囃子」のような跳ねたビートに言葉を乗せているのが面白くて。そこからヒップホップというものの構造を勉強するようになり、のめりこんでいきました。』
アーティスト活動は講談社時代から始め、1985年、アーティスト・プロデューサーとしてアルバム『業界くん物語』を初めて手がけ、1986年9月にいとうせいこう&タイニー・パンクスとしてヒップホップアルバム『建設的』をリリースしデビュー。
同アルバムは日本語ラップの先駆けと言われ、「日本語ヒップホップの先駆的名盤」などと評されています。
1989年には初のソロ・アルバム『MESS/AGE』を発表しました。
1988年に処女小説『ノーライフキング』を発表すると、同作は第2回三島由紀夫賞、第10回野間文芸新人賞の候補作となりました。
2013年に発売した、東日本大震災をテーマとした小説『想像ラジオ』は第149回芥川龍之介賞候補となり、第35回野間文芸新人賞受賞。
その後、発売した『鼻に挟み撃ち』も第150回芥川龍之介賞候補になりました。
いとうせいこうの結婚や妻、子供
いとうせいこうさんは結婚歴、離婚歴があるようですが相手や時期家数は不明。
2007年8月に自身のブログで、
『高校生になった実の娘が来た。家事を手伝う名目でバイト代を稼ごうという子供の考えである。』
と書いていることから、1990年前半頃に運なれた娘がいるようです。
その後、2021年2月、59歳の時に不妊治療の末に妻が出産したことを明かし、育児休暇を採ることも報告しました。
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