萩原健一の学歴・経歴・生い立ち〔大学 高校 中学校 小学校〕

ドラマ『傷だらけの天使』で主演を務めたことで知られる俳優の萩原健一さん。
4度の結婚歴と4度の逮捕歴があります。
この記事では萩原健一さんの学歴、経歴、生い立ちや、デビューのきっけや、結婚歴などについて紹介しています。

萩原健一の経歴

萩原健一の小学校

萩原健一さんの出身小学校は 与野町立上落合小学校 (現・さいたま市立上落合小学校)

埼玉県北足立郡与野町（現・さいたま市中央区）出身。本名は萩原 敬三（はぎわら けいぞう）。
実家は魚屋で、兄弟は兄が2人、姉が2人ですが非嫡子として生まれ、兄姉とは父親が違い、4人の兄姉の父親は大東亜戦争で戦死しました。
母親が40歳の時の子供だといいます。

兄と姉の影響で幼少期から映画や音楽に親しみ、映画にはよく連れて行ってもらい、小学生の時には石原裕次郎さんの大ファンでした。

萩原健一の中学校・高校 16歳でデビュー

萩原健一さんの出身中学校・は 聖橋中学校、聖橋高校

聖橋中校・高校は、東京都荒川区尾久町にあった私立学校で、1972年に閉校になっています。
中学時代から不良グループに入っていたといいます。
本名は敬三ですが、子供の頃から友達にケンちゃんと呼ばれ、不良仲間にはケンのつく男がいて、身体大きい順にダイケン、チュウケと呼ばれ、一番小柄だった萩原さんが『ショーケン』と呼ばれるようになったそうです。

バンド・ザ・テンプターズが大宮駅前のダンスホール「大蔵」でのパーティで演奏をしていた時、ボーカルの女性が腹痛で歌うことが出来ず、しかたなく歌抜きで演奏をしたところ、ブーイングが起こり、ホールでクロークとして働いていた中学生たちに女性ボーカルの変わりに歌うように要請、そのひとりが中学3年生の萩原さんでした。
人前で歌ったことのなかった萩原さんは戸惑いましたが、ビートルズの曲などを歌ってみると歓声と拍手を浴びたといいます。

その後、女性ボーカルの変わりに正式に『ザ・テンプターズ』に加入。
『ザ・テンプターズ』はザ・スパイダースの田辺昭知さんにスカウトされ、ザ・スパイダースの弟分バンドとして、1967年10月に『忘れ得ぬ君』でデビュー。
当時、萩原さんは16歳でした。
その後、高校は中退しています。

萩原健一の学歴

歌手から俳優に転身

デビュー曲『忘れ得ぬ君』はオリコンチャート26位でしたが、、翌年の1968年3月にリリースした2枚目のシングル『神様お願い!』は2位、3枚目の『エメラルドの伝説』は1位になり、ヒット曲を連発。
その後に出した曲も次々とヒットしテンプターズとして映画にも出演しましたが、グループ・サウンズブームの終焉ともに低迷し1970年に解散。

解散後はソロ活動、俳優活動を始め、1971年の映画『めまい』で個人として映画初出演。
1972年からは刑事ドラマ『太陽にほえろ！』(日本テレビ)に 早見淳（通称：マカロニ）刑事役で出演。
1974年には探偵ドラマ『傷だらけの天使』(日本テレビ)に主演し、弟分の水谷豊さんとのコンビで人気を集め、人気ドラマとなりました。
1977年には映画『八つ墓村』では主演を務め、1980年には黒澤明監督映画『影武者』に出演。
1982年公開の『誘拐報道』では、

第6回日本アカデミー賞・優秀主演男優賞

を受賞。
1983年に大麻取締法違反で逮捕された後は、活動停止と復帰を繰り返しました。

4度の逮捕

萩原健一さんには4度の逮捕歴があります。
最初の逮捕は1983年4月、32歳の時。大麻取締法違反で現行犯で逮捕され、懲役1年、執行猶予3年の判決を受け、1年間にわたり芸能活動を停止。
翌年の1984年には飲酒運転でオートバイをはねる人身事故を起こし、業務上過失傷害罪で逮捕。
1985年11月には写真週刊誌『FRIDAY』に当時プロレスラー、アントニオ猪木さんの妻だった倍賞美津子さんとのツーショット熱愛写真をスクープされ激怒。カメラマンと編集者に殴る蹴るの暴行を働き傷害罪で告訴され、書類送検されました。
2004年10月には、横浜市内で人身事故を起こし、業務上過失致傷罪で現行犯逮捕さました。

さらに2005年2月には撮影が進行していた主演映画『透光の樹』で監督・スタッフ・共演者への暴言・暴行を繰り返したため途中降板となり、前払いの出演料半額分750万円の返還をプロデューサーから求められた際に、「一方的に降板させられた」として拒否。
その上、プロデューサーに電話をかけ、実在する暴力団の名を挙げ脅迫する言葉を留守電に残し、出演料全額分1500万円の支払いを要求したことで、恐喝未遂容疑で逮捕。
懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を受け、芸能活動は休止。
2008年に活動を再開しました。

4度の結婚

萩原健一さんの結婚歴は4度。
1975年4月、妻はモデルの小泉一十三さんと最初の結婚。
娘が誕生しましたが、結婚3年目の1978年3月に離婚。

再婚したのは1980年5月、再婚相手は女優で歌手のいしだあゆみさん。
2年半の同棲生を経て結婚し、結婚3年目の1983年3月に萩原さんが大麻所持の現行犯で逮捕された際にもいしださんは「他人さまからどんなにバカな男と言われても彼は私の夫です。見捨てることはできません」とかばい離婚も否定しましたが、1984年2月に飲酒運転で人身事故を起こした際には「もうあきれました」とコメントし、同年3月に離婚しました。

1996年5月にはヘアメイク・アーティストの島田由紀さんと3度目の結婚をしましたが、結婚10年目の2006年に離婚。

4度目の結婚は2011年2月、60歳の時、妻は12歳年下でモデルの冨田リカさん。
萩原さんが行ったトークライブを手伝ってもらうなど仕事上で出会い、冨田さんの離婚後に交際に発展し結婚したといいます。

萩原健一の死因と晩年

2019年3月26日、都内の病院でGIST（消化管間質腫瘍）のため68歳で死去。

2011年から闘病していましたが、本人の強い希望で病名の公表を控えており、重病であることは妻以外に知らせていませんでした。
遺作は2019年の大河ドラマ『いだてん～東京オリムピック噺～』の高橋是清 役。
亡くなった後に放送されましたが、出演場面は生前にほぼ収録を終えていたといい、萩原さんの出演場面の放送には支障はなかったそうです。